Roy Hargroveの「Nothing Serious」というアルバムに収録されているThe Giftという曲の紹介です。
コード進行も載っているので参考にしてください。
この記事の信頼性
Roy Hargroveとは?
Roy Hargroveはジャズ界ではトップレベルのトランペット・フリューゲルホルン奏者でした。
ストレイトアヘッドなジャズはもちろん、ファンク系も得意としていました(RHファクターなど)
しかし、2018年11月、腎障害による透析治療の最中に、心不全のためニューヨークの病院にて亡くなりました。
49歳という若さでした。




その時の演奏では特に"Girl Talk"に感動しました。メロウな音色に酔いしれましたね。
数多くの名曲・名演を残してくれたロイに感謝です。
The Gift ("Nothing Serious"より)のコード譜
今回は、Nothing Seriousというアルバムに収録されているThe Giftという曲を紹介します。
最初の8分音符5つ分のドラムの入りからカッコいいですね。
ラテン系のリズムも取り入れつつ、洗練されたハーモニーが美しい曲です。
メンバーリスト
- Roy Hargrove : Flugelhorn
- Alto Saxophone: Justin Robinson
- Piano: Ronnie Matthews
- Bass: Dwayne Burno
- Drums: Willie Jones III
コード譜です。参考にしてください。



解説
ポイント
イントロでは、音を切りすぎるとニュアンスが変わってしまうので注意が必要です。
音価をしっかり意識して練習しましょう。
ピアノソロの解説
著作権の関係で譜面は載せられませんが、ピアノソロの解説を軽くしておきます。
音源を聴いて以下を参考にしてください。
8小節目:左手がAb7→A7→Ab7と動きます(リードシートではAb△7としています、テーマではそのようなバッキングなので)。
17~18小節目:Fdim7とした方が説明がつくような音選びをしています。
実際に、Fdim7でアプローチしても全く違和感ないです。
19小節目以降:こういう進行ではソロを取りにくいですよね(笑)
むしろ変にコードと違うことをやろうとすると、あまりハマらないかもしれません。
Ronnie Matthewsもかなりシンプルなアプローチをしています。
さいごに
Nothing SeriousはThe Gift以外にも良い曲がたくさんあるので、ぜひ聞いてみてください!
タイトル曲のNothing Seriousもカッコいいですよ!
別メンバーとのライブ版がこちらです↓