この記事は、ジャズピアノを学ぶ初心者向けに書かれています。
前回はサークルオブ4hについて解説しました。
今回は最も基本的なスケールであるメジャースケールについて学びます。
この記事を読むことでメジャースケールの基本がしっかり理解できます。
ぜひ最後までお読みください。
前回の内容
>>レッスン6 『コードの基本④Ⅱ-Ⅴ-Ⅰとサークルオブ4th』
この記事の信頼性
メジャースケールを学ぼう
音楽を少しかじっていれば、メジャースケールという言葉を聞いたことがあるかもしれません。
それでは、詳しく解説します。
メジャースケールとは?
メジャースケールとは長調(長音階)のことです。



Cメジャースケール
(*画像はト音記号、調号なしを想定)
音程(インターバル)が「全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音」
となるものをメジャースケールと呼びます。
音程について忘れてしまった人は、こちらの記事をお読みください。
>>レッスン2 『音名・音程って何?』
例えば、Cから始まるメジャースケールはCメジャースケールとなります。
Cメジャースケールには他にも呼び方があります。
ハ長調やC durなどです。








メモ
モードという概念では、CメジャースケールはC(ア)イオニアンスケールと同じです。
メジャースケールの特徴
メジャースケールは”明るく楽しい雰囲気””とよく言われています。
逆にマイナースケールでは”暗く悲しい雰囲気”とされています。
>>レッスン11『スケールの基本④3つのマイナースケール』
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ポイント








クラシック経験者は恐らくほとんどの人が使ったことがあるはず。
ピアノ未経験者は使用経験が無いかもしれませんが、伝統的に使われる教本なので持っておいて損はしません。
リーディングトーンについて
長7度の音をリーディングトーン(導音)といいます。
例えば、Cメジャースケールの7音目は"シ"ですが、これを半音上げると”ド”となります。
このように、半音上がって解決に導く7音目をリーディングトーンと呼びます。
Cメジャースケールの場合は、「シ→ド」の”シ”です。
解決する方向に進みやすいので、特別な名前が与えられています。
































これでリーディングトーン(導音)については大丈夫です。
スケールを学ぶと何かメリットはあるか?





もちろんありますよ!
それは、コードに対する理解が深まるということです。
そもそもコードはスケールから導き出されています(重要!)



Cメジャースケールのダイアトニックコード
ダイアトニックコードについて解説した際は、Cメジャースケールのダイアトニックコードを用いました。
ダイアトニックコードは、スケールの音を3度ずつ積み重ねてできます。
それらの組み合わせで、さまざまなコード進行が生まれます。
スケールの理解があれば、コード進行を見て
「このコードは○○スケールのダイアトニックコードから導き出されているから、○○スケール使えそう!」
という判断がしやすくなります。
メジャースケールのまとめ
- メジャースケールの音程は全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音
- メジャースケールは明るく楽しい雰囲気
- ダイアトニックコードはスケールを3度ずつ積み重ねてできる