今回は、最も基本的なスケールであるメジャースケールについて学びます。
この記事を読むことでメジャースケールの基本がしっかり理解できます。
ぜひ最後までお読みください。
前回の内容
メジャースケールを学ぼう
音楽を少しかじっていれば、メジャースケールという言葉を聞いたことがあるかもしれません。
実際にどんなものか見てみましょう!
メジャースケールとは?
メジャースケールとは長調(長音階)のことです。
(*画像はト音記号、調号なしを想定)
音程(インターバル)が「全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音」となるものをメジャースケールと呼びます。
音程について忘れてしまった人は、こちらの記事をお読みください。
≫『音名・音程って何?』
例えば、Cから始まるメジャースケールはCメジャースケールとなります。
Cメジャースケールには他にも呼び方があります。ハ長調やC durなどです。
しかし、ジャズをやる上ではCメジャースケールという言葉を知っていたら十分です。
モードという概念では、CメジャースケールはC(ア)イオニアンスケールと同じです。
メジャースケールの特徴
メジャースケールは”明るく楽しい雰囲気””とよく言われています。
逆にマイナースケールでは”暗く悲しい雰囲気”とされています。
メジャースケール運指付き譜面(無料PDF)
運指付きの譜面(右手のみ)を作成しました。
PDFファイルになっているので、リンクから無料でダウンロードできます。
因みに、メジャースケール譜面の12keyの順番は、「C→F→…→G」と続いています。
見覚えありませんか・・・?
そうです!サークルオブ4thですね。
普段の練習もサークルオブ4thを意識すると、理解が早まりますよ!
基本的なスケールの運指を学ぶ教本はハノンがおススメです。
クラシック経験者は恐らくほとんどの人が使ったことがあるはず。
ピアノ未経験者は使用経験が無いかもしれませんが、伝統的に使われる教本なので持っておいて損はしません。
リーディングトーンについて
リーディングトーン(導音)について説明します。
例えば、Cメジャースケールの7音目は”シ”ですが、これを半音上げると”ド”となります。
このように、半音上がって解決に導く音をリーディングトーンと呼びます。
Cメジャースケールの場合は、「シ→ド」の”シ”です。
解決する方向に進みやすいので、特別な名前が与えられています。
問題です。
Fメジャースケールのリーディングノート(導音)は?
E(ミ)
Gメジャースケールのリーディングノートは?
F#(ファ#)
合ってましたか?
これでリーディングトーン(導音)については大丈夫です。
スケールを学ぶと何かメリットはあるか?
そもそもスケールを学ぶことにどんなメリットがあるんですか?
それは、コードに対する理解が深まるということです。
そもそもコードはスケールから導き出されています(重要!)
ダイアトニックコードについて解説した際は、Cメジャースケールのダイアトニックコードを用いました。
ダイアトニックコードは、スケールの音を3度ずつ積み重ねてできます。
それらの組み合わせで、さまざまなコード進行が生まれます。
スケールの理解があれば、コード進行を見て
「このコードは○○スケールのダイアトニックコードから導き出されているから、○○スケール使えそう!」
という判断がしやすくなります。
メジャースケールのまとめ
メジャースケールのまとめです。
- メジャースケールの音程は全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音
- メジャースケールは明るく楽しい雰囲気
- ダイアトニックコードはスケールを3度ずつ積み重ねてできる
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