【ジャズ】ミクソリディアンスケールとは

今回は、ミクソリディアンスケールについて解説します。

前回のレッスンはこちらです。

ミクソリディアンスケールを学ぼう

ミクソリディアンスケールについて、定義や特徴についてわかりやすく解説します。

ミクソリディアンスケールとは？

ミクソリディアンスケールは、メジャースケール（イオニアンスケール）の5番目の音から始めたスケールです。

ちなみに、ミクソリディアンという名前はモードという概念から来ています。

ミクソリディアンスケールは、7thコードで使える最も基本的なスケールと思ってください。

例えば、Cイオニアンスケールの場合、5番目の音は”ソ（G）”です。

Gから始めた場合、Gミクソリディアンスケールとなります。

イオニアンスケールの時は、音程の並びは
「全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音」
となります。

ミクソリディアンスケールでは、
「全音・全音・半音・全音・全音・半音・全音」
となります。

スケールは音程の並び方の組み合わせでしかありませんが、並び方の違いで明るいイメージにも暗いイメージにもなります。

ちなみに、音程については別の記事で解説しています。

ミクソリディアンスケールの特徴・譜面

7thコードで使えるスケールです。

12Keyのミクソリディアンスケールを載せます。

PDFファイルになっているので、以下よりダウンロードしてください。

＞＞12KeyミクソリディアンスケールPDF

音階のイメージとしては、”少し不安定な”感じがするかもしれませんね。

なお、ミクソリディアンスケールをピアノで弾く時、基本的にメジャースケールと同じ運指で大丈夫です。

基本的なスケールの運指に関しては「ハノン」が王道で、しっかりまとまっているのでおすすめです。

クラシック経験者は恐らく使用経験があると思います（ピアノ未経験者は使用経験が無いかもしれません）。

問題

CイオニアンスケールとCミクソリディアンスケールの音の違いを調べましょう。
共通ではない音はどれでしょうか？

ミクソリディアンスケールの使い方

KeyがCの場合、Gミクソリディアンスケールは、G7(Ⅴ7)ドミナント7thコードで使用できます。

＊大きな音が出ることがあります、音量注意
※音源が跳ねていてすみません…

2小節目のG7で、Gミクソリディアンスケールを使用しています。
全てGミクソリディアンスケールの音です。

今回はわかりやすくするために、Gの音から始めて、かつスケールの音しか使っていません。

また、他の音が少し混ざっても良く（係留音など）、Gミクソリディアンスケールと解釈することもあります。

TIPS

ブルースでは基本的に主要和音も7thになるのでミクソリディアンスケールを使用できます。

ミクソリディアンスケールのまとめ

今回学んだことをカンタンにまとめました。