「おすすめの日本人ジャズピアニストを知りたい!」
「上原ひろみ以外のジャズミュージシャンも知りたいな」
上原ひろみ、山中千尋、秋吉敏子、桑原あい、山下洋輔…などなど、ビッグネーム以外の日本人ジャズピアニストを聞きたい人も多いはず。
そこで、日ごろから日本でジャズライブをしている素晴らしいミュージシャンを紹介したいと思います。
※敬称は略しています。
実力派!おすすめ日本人ジャズピアニスト
ジャズ(ピアノ)に興味を持ったら、やはり一度はライブに行ってみたいですよね?
しかし、どのミュージシャンのライブに行けば良いかわからないという方も多いはず。
ブルーノートとか、コットンクラブとかお高いところだと、頻繁には行けないな・・・
ちょっと待ってください!
国内のライブハウスでも素晴らしい演奏は聞けますよ!
しかもMC(ミュージックチャージ)は¥2,000~¥4,000程度とリーズナブル。
ブルーノートやコットンクラブは、海外のミュージシャン目当てで行くことが多く、それなりにお値段もします。
MC(ミュージックチャージ)だけで¥6,600~¥1万円以上は見積もる必要があります。
ミュージックチャージは演奏料金のことです。
他にも飲食代や、サービス料金(チップに近い感覚)などがかかります。
でも安いってことは、演奏もそれなりなんじゃないの?
そんなことありません!
日本国内にも多くの素晴らしいジャズミュージシャンがいます。
外国人ミュージシャンのライブが高くなるのは、演奏料以外にも移動代、スタッフ人件費、お店の立地(地価が高い)など様々な要素が関わってくるからです(最近は円安の影響も大きいですが…)。
日本人のジャズミュージシャンも一般的には名前を聞かなくても(失礼)、凄腕の人が実はゴロゴロいるんです!
あなただけの”推し”ミュージシャンを見つけましょう!
…と言っても、自分で探すのは大変かもしれません。
そこで、ジャズ歴10年以上の私が、おすすめ日本人ジャズピアニストを紹介します。
(独断と偏見が多少入っているかもしれませんが、ご了承ください)
あなたの、お気に入りのジャズピアニストを見つけて、ぜひライブに足を運んでみてください!
(コロナ対策は万全に!)
正直、まだまだ紹介したいピアニストは大勢います。
改めて更新していきたいと思うので、今後も気が向いたら見てほしいです。
それではスタート!
※あいうえお順で紹介
石渡雅裕
1989年生まれ、東京理科大学モダンジャズグループ出身です。
リズム感・タイム感が抜群で、斬新なアドリブは聞く人を飽きさせません。
あまり多くの情報は出てきませんが、要注目のピアニストです。
魚返明未(おがえりあみ)
1991年生まれ、東京芸術大学音楽学部を卒業しています。
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その確かな技術と、センスあるフレージングで聴く人を楽しませてくれます。
「.Push(ドットプッシュ)」というバンドでも活躍しています。
海堀弘太
1992年生まれ、早稲田大学モダンジャズ研究会出身です。
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若手最有望のドラマー石若駿率いるAnswer to Rememberでも活躍し、若手ならではのアグレッシブな演奏が楽しめます。
今後も注目したいピアニストです。
菊池太光
1985年生まれ、出身校などは不明です。
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オスカーピータソンから影響を受けたというだけあって、テクニックがずば抜けています。
表現力も高く、演奏している本人がとても楽しそうで、聞いてるこちらもハッピーな気持ちになります。
北島佳乃子
1989年生まれ、福岡女子短期大学出身です。
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バップやブルースフィーリングが心地よく、ご機嫌な演奏を楽しめます。
評価が鰻登りで、注目の女性ジャズピアニスト。
楠直孝
1976年生まれ、東京理科大学モダンジャズグループ出身です。
参加アルバムは10枚以上です。
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エネルギッシュで華やかなプレイは、とにかく聞く人を圧倒します。
ダイナミックレンジの幅が広く、音楽全体の流れを自在にコントロールします。
常にどこかでライブをしているという過密スケジュールで、その人気の高さが伺えます。
歌伴にも定評があります。
納谷嘉彦(なやよしひこ)
第一回日本ジャズグランプリで最優秀ソロイスト賞を受賞しています。
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渡辺貞夫(as)、日野皓正(tp)など大物との共演も多数あり、日本のジャズシーンを第一線で引っ張ってきた存在です。
書き下ろしの時代劇小説に全編オリジナル曲で挑んだ「侍Bebop※」では、日本の美意識とジャズの融合を模索し高い評価を得ています。
*侍Bepopのベーシスト、俵山昌之さんは2020年6月6日に他界しました。
素晴らしい演奏をありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。
最近では、後進の育成にも力を注いでいます。
布施音人(ふせおとひと)
東京大学大学院在学中です。
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ハーモニーのセンスが素晴らしく、メロウな音色にうっとりします。
若手注目株の正統派ジャズピアニストです。
二見勇気
1987年生まれ、ニューヨーク州立ラガーディアコミュニティーカレッジ、ニューイングランド音楽院などで学びプロ活動をされています。
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浅草JAZZコンテストでは自己のトリオで2位、駒野逸美カルテットのメンバーとして1位に輝いています。
プレイスタイルにはオスカーピーターソンやベニーグリーン、ダンニマーの影響などを強く感じられます。
スウィンギーでご機嫌な演奏を楽しみたいならぜひ聞いてみてほしいピアニストです。
永武幹子 2020/9/27追加
早稲田大学モダンジャズ研究会出身です。
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一つ一つの音がクリアで響きを大切にしていることがよく伝わります。
いかに音楽的に演奏するかを追求していることが感じ取れます。
堀秀彰
1978年生まれ、早稲田大学モダンジャズ研究会出身です。
参加アルバムは130枚以上を超えています。
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Encounterという、ポップだけどスタイリッシュな演奏を繰り広げるバンドのメンバーとして活躍しています。
新鮮さを兼ね備えつつ、伝統も重んじるプレイは誰もが虜になるはずです。
守屋純子
1965年生まれ、早稲田大学出身のピアニストです。
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ライブやセッションで聴くとさらにその凄さがわかります。
作曲能力も長けており、ビッグバンドでは自作曲を演奏しています。
大学の講師としても教鞭をとり、教育やジャズの普及にも力を注いでいます。
八木隆幸
同志社大学卒のジャズピアニスト。
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バドパウエル・フィニアスニューボーンのようなバップスタイルが特徴のピアニストで、コロコロ転がるフレーズは聞いていて心地よいです。
バラードの演奏にも定評があります。
最近は、アウトフレーズを主としたプレイや、作曲にも力を注いでおり常に進化し続けるピアニストです。
若井優也
1986年生まれ、東京大学出身のジャズピアニストです。
本人Twitterはこちら
浅草ジャズコンテストではソロ部門でグランプリに輝いています。
参加CDも30枚を超えており、実力の高さの裏付けになっています。
卓越したクラシックの経験からか、表現力がずば抜けて高く、その音色の美しさには思わずため息が漏れてしまいます。
数学も教えられるという、異色の経歴の持ち主です。
気になったミュージシャンがいたら応援しよう!
気になったミュージシャンは見つかりましたか?
もし、見つかったらライブに行ったり、CD購入、ストリーミング配信を見ることでサポートができると思います。
遠方の方で、ライブに行けない人や、金銭的なサポートが難しい人もいると思います。
そんな方は、YouTubeチャンネルの動画を高評価したり
チャンネル登録することで、彼ら彼女らの応援ができると思います。
ぜひ、あなたの力で優秀なミュージシャンを応援していただきたいです。
アマチュアのライブも足を運んでみて
アマチュアのようにあまり有名でなくても、素晴らしいミュージシャンは沢山います。
宝探しのような感覚で聞いてみるとドはまりすることがあるので、ぜひ色んなミュージシャンの演奏を聴きに行ってください!
きっとあなたの人生をより豊かにしてくれるはずです。
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